いえでぼうや

理論社のフォア文庫版「いえでぼうや」

保育園・幼稚園年長~小学校低学年の子どもが主人公の作品が4編。
表題作の「いえでぼうや」の他、「ろくすけどないしたんや」、「うみにあるのはあしただけ」、「いっちゃんは、おしゃべりがしたいのにね」

どれも、幼いこどもの気持ちが柔らかくかかれています。


いえでぼうや
主人公マサトの気持ちもよくわかります。
子どものころ、大人に理解されなくて怒ったり、まじめに考えて言った言葉を笑われて悔しい思いをしたりしたことが、思い出されます。


ろくすけどないしたんや
元気のない、けんかともだち「ろくすけ」を心配し、よりそう子どもたちの心、やさしさにうたれます。


うみにあるのはあしただけ
毎日同じ船を眺めているこどもを通して、みえないつながりや、時代とともに消えていってしまうものへの愛惜が描かれていて、みじかいけれど心に残る一編です。


いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね
いっちゃんの「せんせいおそらのくもがやぶけそうよ」ということばに、保育園の新米先生、いくこ先生とともに、勇気をもらえる作品。


なお、「いえでぼうや」「ろくすけどないしたんや」は坪谷玲子、「いっちゃんはね、おしゃべりがしたいのにね」は長谷川集平と、灰谷作品ではおなじみの画家の素敵な画が添えられています。。それぞれ単独でも出版されているようなので、画も楽しみたい方は、小さなお子さんと一緒に読まれる方は、そちらがよいでしょう。


いえでぼうや

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