かいじゅうムズング

寺村輝夫さんといえば、なんと言っても「王様」シリーズか、「こまったさん」を思い浮かべるのですが、この「かいじゅうムズング」はちょっと異色な、しかしとても考えさせられる作品です。

「王様」は、ナンセンスで時にシニカル、大人が読んでも笑えて楽しいお話し。
しかし、この「かいじゅうムズング」、一言で言うと「恐ろしい」、です。

昔のアフリカ、ニンゲンと動物たちは、困難に遭遇しながらも「カミサマ」(自然)を尊重し共に生きていました。そんなところへ「ムズング」たちがやってきて・・・

まさに、今のこの世の中のをあらわしているお話し。「ムズング」たちがうようよといて、大手を振って私たちの生活を脅かしているのですから。そして、多くの人は、ムズングたちを受け入れた最初の頃の動物やニンゲンのようにそれに気付いていません。
だから私はこの本を読むたびに、背筋が寒くなります。

子どもたちが大きくなったとき、私と同じ恐ろしさを味わはなくてよいように。
そんな意味では、大人にこそ読んでもらいたい作品です。

かいじゅうムズング
寺村 輝夫

かいじゅうムズング
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